| Canon AE-1 | ||
![]() 鉄道趣味とは密接な関係をもったカメラの話です。 鉄道に興味をもつと、ほどなくこの目で見た車輛を記録にとどめたくなります。そうなるとカメラが必要になるわけで、70年代後半の小学生は家にあるオリンパストリップ35や超画期的だったフラッシュ付きピッカリコニカなどのコンパクトカメラからはじめました。コンパクトカメラではあらゆる意味で物足りなくなりやがて一眼レフが必要になってきます。そこで一眼レフユーザーのもっとも若年齢層のひとつがここに形成されます。「中学生ぐらいから一眼レフカメラに興味があったよ」という人を追及していくとかなりの確率で元鉄、隠れ鉄を摘発することができます^^;。 というわけで、走っている車輛を撮りたい場合、もっとも簡単な方法は一眼レフカメラの使用となるでしょう。コンパクトカメラでも撮れると思いますが、思った通りの写真を撮るのはその方が遥かに難しいと思います。 まともな写真を撮りたいと切に願って、はじめて手に入れたレンズ交換式一眼レフカメラがキヤノンAE-1でした。このカメラの歴史や製品としての存在意義は他に譲るとして、当時AE-1を選んだ理由は、ずばりシャッタースピード優先式AE機であったからです。 同じキヤノンのA-1やミノルタのXDなど多モードAE機も登場していた頃ですが、とても手の届くものではなくAE-1で十分すぎるほど十分でした。またキヤノンAシリーズのさらに廉価なAV-1ではいけなかった理由は、絞り優先AE機で更にマニュアル機能も省かれた同機にはシャッターダイヤルがなかったことでした。レンズが交換できるということとシャッター速度が選べるということに計り知れないほどの憧れをもっていましたので。 最大限の見栄を張ったブラックボディのAE-1。今にして思えば銀にしておけば良かったかなぁと思いますが当時はA-1は買えないけど少しでも近づきたいという気持ちがあったのでしょう。画像の旧FD50mmF1.4SSCはイメージ(^^;)画像でこのレンズ自体は後年中古で買ったものです。実際当時カメラと一緒に買ったレンズはNewFD50mmF1.4、このレンズこそ購入後20年以上たったいまでも現役で使っているレンズです。 AE-1はキヤノンお得意のシャッタースピード優先AEですので、レンズの絞りはAマーク固定であとはシャッタースピードを選び、ファインダー内の指針と警告灯で露出アンダーにならないことさえ確認できれば一応の撮影は可能です。列車を撮る場合はピントを置きピンで合わせておいて思った場所を通過する瞬間にシャッターを切るだけです。AE-1にはパワーワインダーと呼ばれる秒間2コマの自動巻上げ機しか装着できなかったため、[連写一眼]というコピーとは裏腹に連写で列車を思った場所でしとめるのは事実上ムリで、毎回一発勝負でした。 AE-1のシャッターダイヤルは非常に使い易い位置に配置されていてこの後使ったどのカメラのシャッターダイヤルの位置より優れていたと思います。ファインダー内にシャッタースピードの情報が表示されないことに不満の声もある(あった?)ようですが、特に不便を感じたことはありません。それもこれもAE-1がはじめての一眼だったので全てこのカメラの使い勝手に慣らされたというのもあるのでしょうが…。 先ずAE-1カメラ本体と前述の通りNewFD50mmF1.4からはじめ、スピードライト188A、パワーワインダーA2(このあたりはAE-1Pに併せてデビューしたアクセサリーですね。)そして交換レンズはNewFD35-105mmF3.5、今でも気に入って使っているNewFD80-200mmF4.0、以上の機材でこのサイトで紹介している「過去の画像」のほとんどを撮ってました。 買ってから3年ほどはホントによく使ってましたが鉄道から遠ざかっってから、2、3年してA-1を購入し、ますますAE-1の出番はなくなりました。 大学卒業時の人生初の海外旅行へ持っていくときに多少の軽さと何かあったときの損害を最小限に…という理由でAE-1を起用しました(初海外だったのでかなりの警戒モードでしたので…)。 その後、海外へもA-1を持っていくようになりました(いまさら「A-1だから」と、盗られることはない…^^;)が、購入後18年経ったある年、その年オーバーホールをし、ほぼ完調になったAE-1と特に不調はないけど購入後13年無調整のA-1という二台を前に新婚旅行にどっちを持って行こうか…ということになりました。 結局、信頼性と、思い出のカメラという実利・心情の両面の意味で再びAE-1の海外起用ということになりました。とりあえず期待通りの働きはしてくれました。 現在はやや不調で、巻上げてシャッターチャージをしてしばらく(数時間以上)放置しておくと、次のシャッタースピードがおかしくなるという現象が現われてます。
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